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微笑

いよいよ皆さんお待ちかねのGWに突入しましたね。
昨日今日はここ阿蘇でもまずまずのお天気ですが、これからやや崩れていく模様。
できれば、爽快な青空を望むばかりですね・・・
しかし、阿蘇では近年この期間に田植えが始まりますので農家の方々にはそうとも言ってられないでしょうね。

先日の事です。
あるご老人がいそいそと店内に入って来られすぐ様この天草陶丘工房さんのスープカップを手に取られレジへとまっしぐらに歩いて来られました。
”あ~っ良かった。これがあった。無かったらと思ったら夜も眠れなかったよ~”
この日から2週間前でしたでしょうか、私共の店へ来ていただきその時このカップを買おうかどうしようかとずい分迷われ結局買われずに替えられたのだそうです。

スープカップ

そうこう会話をしていると後ろから遅れてゆっくりと奥様が入ってこられました。
お支払いを済まされお茶を差し上げているとそのご主人はアンティークなカメラを取り出され店内のあちらこちらを今度はパチパチと撮影されています。
素人目でよくわからないのですが、そのカメラも結構古くお値打ちの高い物ではないのでしょうか。
”今日はやっとこれでよく眠れるよ~”とご主人。
お察しするにかなりの凝り性でそしてマイペースなお方だと存じます。
すると横でお茶を飲まれている奥様に
”ほらこのカップでおまえのあのかぼちゃのスープを飲むとうまいぞ~”
と言うと奥様はただただ微笑むばかりでした。
写真を撮られている間もそうでした。

とても仲の良い老夫婦とお見受けしたのですが、ふと気になることが・・・
どうしてこのカップ一つしかお買いにならないのかな?二つあるのにな・・・

きっといつもそうやってご主人のなさる事を近くで微笑んで見ていらっしゃるんだろうなぁ。
そう思うとこのご主人がまるで少年の様に見えてきました。

帰り際その奥様が私に小声でおっしゃいました。
”今日はこれだけを買うために鹿児島からやって来たのよ”
”えっ そうなんですか?”
”そう 日帰りなの。”
やはり微笑みながら。

奥様の懐の深さを垣間見た瞬間でした。
こうならなくっちゃな・・・と反省する落第主婦でした。


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涙雪

昨日のお昼を過ぎた頃から雨は雪へと変っていきました。
重たく湿っぽい大粒の雪でした。
見る見る間にあたりは真っ白に雪化粧。



いつも私を妹のようにかわいがってくれる姉のような存在の方がいます。
いつもいつも私のお世話をやいてくれてただただ甘えるばかりでした。
先日その方のご主人が急に天国へ旅立たれました。
あまりに突然の事に驚くばかりでかける言葉もみつかりませんでした。
その方の家に駆けつけてみると、この世に魂は無い。そんな様子でした。

普段は意志が強い方で、花を活けても文字を書かれてもその芯の太さがはっきりと作風に現れる。そんな方です。
それから数日たってある別の方がそのご夫婦の思い出話をされました。
ある朝ふと見かけられた光景だそうです。
出かけられるご主人に向かって微笑みながら投げキッスをされていたと・・・
とても仲が良かったのは知っていましたが、それを聞いて胸が締め付けられる思いでした。

つらい日々を送られていると思います。
何もしてあげられない自分がもどかしいです。
悲しみが癒される日が少しでも早く来るようお祈りしています。

涙雪。
そんな言葉があるのかわかりませんが、この雪を見ているとふとその言葉が頭をよぎりました。

けもの道 その2

先日の小鹿ちゃん出現の話をわがスタッフ達と話をしていたところ、その中のひとりが

”鹿はしょっちゅう見ますよ。夜になるとよく鳴き声が聞こえますよ”

”へっーそうなの?そんなにいるの?”

彼女はここ産庵よりまだ標高が200メートル近く上に登ったところに住んでいます。
阿蘇は阿蘇でももう少し行けば宮崎県に近いという山の中です。

simo.jpg

彼女曰く

”ご近所から鹿肉もよくもらうんですよ。主人達は喜んで食べるんですけど私はそこまで好きじゃないんですけど”

それだったら私も主人の友人に鹿肉をいただいた事はありますのでカチンカチンに冷凍したブロック肉をアルミ箔につつんであるのを想像しました。

すると 彼女、

”中には、大雑把な人がいて、黒いごみ袋に鹿の片足が入っているのをもらってきた事がありますよ”

・・・・・

私の頭にはまるでバラバラ殺人事件でもおきたかのような血みどろの片足が浮かびました。

”えっ~ それをさばくの?自分で????”

まぁ ご主人がさばかれるそうですがいやはやものすごいシーンが私の頭の中をかけめぐります。

彼女曰く

”近頃は鹿が増えて害獣として駆除されているんですよ。だからこの辺の犬にはそのさばいた鹿肉の余りをえさにあげているので犬小屋の周りには、その食べかすの鹿の骨がいっぱいありますよ”

・・・・・

たわいのない話が予想外にショッキングな話へと展開してしまいましたが、人間と動物の共存って難しい課題ですね。

”いただきます”の言葉は”命をいただきます”ってことから始まったとも聞きますよね。
今日から気持ちを改めて”いただきます”と言わなくっちゃ。
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